ヨウギクでは、J.O.ランタンが完成した国は少ない(?)様子。
・・・というか、全国廻っていないので分かりませんが。
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友人に、面白いから観てみなさいと言われたアドレスは、昔のアニメでした。
斜め見しようかと思っていたのですが、思わず見入ってしまって狩りもせずに寝る時間に。昔の作品は、何と言うか物語が力強いですね。
何を観たかについては、下記妄想で推測してくださいませ。
ヨウギクのコロシアムでは、連日のように死闘が繰り広げられていましたが、ある日からヒール(悪役)を担うプレイヤーがでてきました。
その中でも最悪な者が、白い悪魔とも呼ばれる「キャンドルマスク」です。
キャンドルスタンド、つまり燭台(しょくだい)をモチーフにした、強そうでもないマスクで顔を隠した女性戦士なのですが、これがすこぶる腕が立ちまして、いえ、腕が立つだけではなく「あくどい技」で勝ち進むので相当に性質が悪いのです。
ダーティーファイトでコロシアムを恐怖のずんどこ、いえどん底に落とし込むキャンドルマスクの正体を知る者はなく、ヨウギクの民は心配で乱造もできない日々が続いておりました。
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謎が謎のまま放置される訳もなく、少なからず興味を持つ者たちにより解明されていくものです。
キャンドルマスクは「キャンドルケイブ」という施設出身であることが分かりました。
別名「燭台の穴」と呼ばれるその施設は、ムツ国よりも北にもあるそうです。そこでは素質ある子供を引き取り、過酷なトレーニングによって、彼らを優秀な戦闘マシーンに鍛え上げるとのこと。
キャンドルケイブの目的や資金源、運営団体など、多くの謎は残ったまま。
しかし、羅眼隊の目をくぐりぬけて活動している点、何らかの力を持っていることは明らかで、何と言うか、アンタッチャブルな感じが、それ以上の調査の手を伸ばせずにいる理由なのでしょう。
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さて、ブカン国に「ちびっこハウス」という、身寄りのない子供を育てる、非常に善良なる施設があります。
ルリコという若い娘が運営しているのですが、それはどうでも良くて、そこに久しぶりに帰ってきた人物が。
「みなさん、お久しぶりです」
「あら、あなたは国守のバネッサさま」
「やだなあ、ルリコさん。様はつけないでくださいー」
「お変わりないようで」
「ええ、おかげさまで。何観ているのです?」
「ああ、コロシアムの中継を」
「やれー、キャンドルマスク!やっつけろー」
「あらあら、ケンタ君はキャンドルマスクがすっかり気に入って」
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魂の世界から、そろそろ止めろと指令が。
私も何となく、何書いているのだという後ろめたい気分だったので、この辺で。
(つづかない)