ガメポ掲示板を眺めていたら、装備関係の話題に目が釘付け。
仕様変更が実施されたら、ホワイトシリーズが強化されるらしいのです。
また、作り直さなければなりませんね。いえ、嬉しいのですよ。
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魂の世界では、お里帰りや旅行などに出かける方が多いのでしょうか。
心なしか、ヨウギクの人影も少ないような。
こういうときこそ、空いている狩り場でと思ったら、同じ事を考えている方がおりまして。
天土の上に登ろうとしたら、一撃で戦闘不能に。
黄昏シリーズのマント・指輪・ネックレスが消えておりました。
倉庫に多少備蓄していた筈と、探していたら寝る時間に。うーん、なんかうまく回転していない感じです。
さて、仕方ないので久々の妄想を。
トキヤの友人から、お誘いが。
何でも、とある国で舞踏会が開かれるとのこと。
正装(ホワイト装備)を身に纏い、待ち合わせ場所へ。
「お待たせしましたー」
「なに、その格好?」
「え?」
「そんな事だと思ってた。はい、これに着替えて」
手渡された包みの中は、クララが着ているような、ユカタウェア。
白地に四つ葉の柄。なかなか洒落ています。サクッと衣替えです。
「うんうん。私の見立ても大したもんね」
「いえいえ、中身が良いからですよ」
「ふふふ」
「ふふふ」
「会場は城外だってさ」
「はあ」
ユカタウェアは、足元が心もとなくて落ち着きません。
よちよちと普段の倍近くの時間をかけて、会場入口にたどり着きました。
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森に囲まれた広場の中心に、木製のやぐらが建てられています。櫓から四方の木々に綱が渡されていて、紙製のランプが無数に吊り下げられていました。そのため、会場は夜にも関わらず、夕方のような明るさです。
「まだダンス、始まってないみたいだね。何か食べよ」
「いいですねー」
会場には、美味しそうな香りがあちこちから漂っています。会場の周囲に沿って個人商店が並び、実に色々なものが販売されていました。
友人は焼き鳥を忌々しそうに、私は氷を細かく砕いて甘いシロップを掛けたものを美味しく頂きました。
どーん!
砲声に思わず、氷菓子を放り出して槍を装備してしまいましたが、櫓の上に設置してあったドラムの音だと気付き、思わず赤面。職業病だと友人がフォロー。
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ここの国守は、古代エルマシアの、特に極東文化のファンだとのこと。
古代の夏祭りを再現するというのが、今回の趣旨なのだそうです。
各種の打楽器と弦楽器が、威勢の良い楽曲を奏で、それに合わせて切れの良い声の男性が、素敵な唄を歌い始めます。
櫓を中心に輪舞が始まりました。主催国の方々は服装も揃えており、なかなか壮観な感じ。
踊りは何回も同じ振りの繰り返しで、演舞者達は全体的にゆっくり一周する形で歩を進めています。
そのうち、見物していた人たちも踊りを覚えたのか、飛び入り参加し始めました。
雑多な感じになりましたが、会場が盛り上がってきています。途中で参加したり、抜けたり。
輪舞の列を、酔った戦士が横切っても、だれも気にしない。
素敵なゆるさ。
何故か、不覚にも泣いてしまいそうになり、手元の水の入ったゴム製の玩具をバシャバシャと叩いてごまかしました。
「バネッサ、踊ろっか?」
友人が、不意に立ち上がり、背中の帯の結び目から団扇を引き抜きました。瞳を輝かせ、顔を上気させて私の顔を見下ろしています。
恐るべし、ボーン・ダンス。パワフルな彼女の魂を、さらにさらに揺り動かしたようです。こうなったら、とことん付き合いましょう。
「もちのろんですよ!」