本日のメンテナンス。アップデートはございません。
そのかわり、変身グッズでの不具合とかを「確認」されたそうです。他の問題とかも「確認」だけでもしてれたら良いのに。
「これ、不具合ですね」
「うむ、そうだな」
「確認してください」
「うむ、確認したぞ」
「あと、この不具合なんですが」
「うむ、それは確認できてない」
「わかりました。では最初のやつだけ書いておきます」
・・・想像ってとっても大切だと思うのです。
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先行発表会で防具関係の仕様変更が発表されたそうです。(公式)
衝撃的なのが、黄昏セットの仕様変更。
【変更前】
・全属性の防御力+40%
・強さ、生命力、魔力、素早さ+10%
・攻撃時にHP20%吸収
【変更後】※全部装備した際の効果
・全属性の防御力+30%
・強さ、生命力、魔力、素早さ+10%
・攻撃時にHP20%吸収(70%の確率で20%吸収)
・・・何も既存装備の性能を下げなくても。。 or2
Lv105装備も出るそうですが、こちとら(←Lv93)聖王すら装備できないのですけど、どうしましょう。
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本日の第二部は、悲しみと憤りのため、よくわからない内容になっていると思いますが、何というか・・・言いたいことが伝われば嬉しいです。
虚空に浮かぶ巨大な球体。無数の小さな光る粒が飛んできては球体に当たり、反射しては、また彼方へ去っていく。
球体を見下ろす位置に神々が集い、球体「ヨウギク」の理(ことわり)を調整していた。
「で、先週の接続不良の件だが」
「現在調査中だ」
「しっかり頼む。接続できなければ課金も何もあったものじゃない」
「了解している」
「あ、防具の件どうだ」
「一部ユーザーの不満度が上昇しているようです」
「ま、バランス考えると仕方ないんだよな」
「既存の装備はそのままというのは・・・」
「それは無理だと、開発が言っている」
「しかし」
「我々の仕事は、世界の調整だ」
「ユーザーあっての世界ではないですか」
「新しい要素を加えて活性化させるのも、調整の一つだぞ」
「既得権が絶対優位となっている現実は分かりますが」
「不満が無い世界の果てには、廃退しかない」
「競争だけが、ヨウギクの行動原理ではないです」
「・・・ところで、お前、だれ?」
「え」
「何か発言に違和感を感じるんだけど」
その場全員の視線を集めた一柱の神が、動揺して後ろに下がっていく。
「どこに行く」
「えっと、お手洗いに」
「・・・」
「ば、ばれては仕方ありません!」
ローブを脱ぎ捨てた姿は、ホワイト装備のイクシア娘だった。
「お前、それは設定上、無理だろう!」
「ここは、私の妄想世界なんだから何でもありなんです!」
「それ・・・無茶苦茶」
「今日のところは引き下がります。頭に血が昇っているので!」
「わかった。気をつけて帰ってくれ」
イクシア娘は、プリプリしながら球体に向かっていったが、急に踵を返して戻ってきた。
「最後に言わせてください」
「まだ居たのか」
「新しい防具のデザインが良くなかったら、それ、目指しませんから!」
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いつか絶対手に入れてやる、というデザインであることを切に願います。